頭痛・耳鳴り・突発性難聴・肩こり~症例1
施術を受けた方
女性 20代 職業 販売
来院
2018年4月
症状
3月から新しい職場に勤務。立ちっぱなしで下を向いて作業することがほとんどで、以前から感じていた肩こりが悪化。さらに、「首から肩にかけて詰まったような感じ」になり、頭痛・耳鳴り・難聴を発症し休職。特に耳鳴りがひどく、下を向いているとよいが、頭を上げると出現する状態。
3月下旬に脳神経外科を受診。
レントゲン・MRI検査を行うが異常は認められず、薬を処方されるが症状の改善はなく、めまいまで出現。脳神経外科への通院は2回で中止。
他の治療法を調べていた中、ネットの口コミで当長進整骨院を知り来院される。
所見・考察
頚部 頸椎2番左捻じれ
胸鎖乳突筋の筋緊張強
肩・背部 僧帽筋上部の筋緊張強
肩甲間部の筋緊張強
腰部・骨盤 右仙腸関節捻じれ
下肢 下腿の筋緊張強
頸椎2番の左捻じれにより、椎骨動脈の血流が悪くなり頭痛・耳鳴り・難聴を引き起こしていると考えられる。
また、右仙腸関節の捻じれで右の足が短下肢となり、下肢にアンバランスな負荷がかかることで下腿の筋緊張強が強くなり、血液を上に戻しずらくさせ、結局は体全体の血液循環を悪くさせている。
施術法
頚部・背部周辺の筋肉を緩めるために、低周波器とホットパックを当てる。
マッサージで下腿部を充分に緩める操作を行う。
この手技だけで血流が良くなり「手・脚が温かくなってきた」との声。
いかに普段血流が悪いのかを実感。続いて頚・肩を緩める。
頸椎2番の捻じれを「頚部重力無抵抗けん引法」で矯正。
右仙腸関節の捻じれを「骨盤矯正法」で矯正。
最後に「膝頭矯正法」で脊椎を矯正。
経過
1回目の施術を終えて、「頚から肩にかけての詰まったような感じ」は消失。頭痛も良化。
耳鳴りと難聴は術前より半分以下に軽減された。手足も暖かくなる。
3日後に再診。頭痛・難聴は消失し、耳鳴りがまだ残存していた。前回同様の施術を行ったところ、耳鳴りも完全に良化する。
4日後に再診。すべての症状が良化し、仕事に復帰できる状態まで改善する。同様の施術をし、今回の症状に対する施術を終了とした。
ただ、仕事の内容によっては再び症状が出る恐れがあるので、定期的な施術で健康の状態を保つことが大切なことを説明し、納得していただいた。
今回の症例はとても順調に良化したケースであったが、耳鳴り・難聴といった症状は早期施術が
ポイントの症状となるので、症状が出た場合は早めに医療機関への受診をお勧めします。
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